働く女性にとって活躍できる分野が増えたとはいえ、管理職以上の役職には男社会がまだまだ存在している職場も少なくない。
そんな男社会が根強く残っている職場で女性が管理職のポジションに着いた場合、男性管理職との人間関係や、ホルモンバランスの影響を上手くコントロールできなくなり、つい感情的な振る舞いをしてしまうこともある。
そして女性管理職を上司に持った部下にとっても、この感情的な振る舞いは大きなストレスとなるのだ。
上司が感情的になっているときは、自身もストレスを感じないように休憩をとるなどの行動で、その場を離れることが推奨される。
その場を離れることができない状況なら、部下のほうから特に話しかけたりはせず、上司の感情の波が収まるのを静かに待つのも一つの手だ。
上司と部下が女性同士であれば、アイコンタクトで共感を示すと気持ちが落ち着くこともあるので、試してみるのもよいだろう。
男社会の職場で管理職になった女性というのは、若手社員が想像している以上に努力を積み重ねてきた人だと言える。
そのため、もっと努力をしなければ良い結果を出せない、という強い意志を持って仕事に取り組む傾向がある。だからこそ部下にも同じような気持ちで仕事と向き合ってほしいという思いが強くなり、つい感情的になってしまうこともあるのだ。
そんなときに部下が言い訳や反論をすると、上司の感情の波はさらに大きくなってしまうだろう。
部下に言い訳や反論がある場合は、上司が平常心を取り戻すのを待ってから伝えることが、お互いにストレスを感じないためのコツだ。